ID 06359
部門 茶碗
道具名 祥瑞茶碗
価格 180,000円
説明 祥瑞花鳥文茶碗

清代前期 中国・景徳鎮窯
幅 13.0㎝ 高 6.2㎝

明代末の祥瑞手を範とし、清代前期に中国・景徳鎮窯において焼成された花鳥文の茶碗。白磁胎は緻密で硬質、釉調は張りが強く、口縁部に見られる剝けや摩耗の質からも、中国磁器特有の高い焼成温度と磁質の硬さがうかがえます。

口縁には幾何学文、胴には草花と瑞鳥を配し、裾には連珠文を巡らす構成は祥瑞意匠の典型を踏まえつつ、過度な詰め込みを避けた穏やかな意匠となっています。濃淡のある呉須は輪郭が明瞭で、発色に沈みがなく、清代前期景徳鎮磁器の特徴をよく示しています。

器形は低く安定した高台を備え、見込みも深すぎず、明らかに茶の湯での使用を意識した造りです。日本の茶人趣味を理解した上で製作された、中国側による祥瑞写作品と考えられ、唐物磁器ならではの緊張感と、茶碗としての実用性とが調和した一碗です。
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