ID 06411
部門
道具名 浄久 富士形釜 浄長極
価格 200,000円
説明 大西浄久 冨士形釜(浄長 極)
胴径:約 22.1 cm

口径:約 11.5 cm

大西浄久は、京都三条釜座における京釜師
大西家の一員として活動した鋳物師です。
生年は不詳ですが、貞享三年(1686)に歿したことが
伝えられています。

浄久は初代浄林や二代浄清の下で作行を学び、
大西家独自の釜作りの伝統を受け継ぎました。
地紋や薄作りの表現に優れた作行が評価され、
江戸時代の茶の湯釜の一翼を担いました。

本作は、大西浄久による冨士形釜です。浄長の極札が付属しています。

裾を広く取り、肩から口縁にかけて穏やかに立ち上がる冨士形の姿を呈し、安定感のある造形となっています。全体の釣り合いもよく、茶の湯釜として端正な印象を与えます。

胴部には芦水地紋が鋳出されており、芦と水面を表した文様が地肌に沿って施されています。文様は控えめで、釜全体の形姿を妨げない構成です。

鐶付は貝鐶で、簡潔な意匠です。蓋および摘みも過度な装飾を避け、落ち着いた作行となっています。

浄長の極札が付されており、作者および作行が確認できる作品です。
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