ID 06508
部門 茶碗
道具名 宋胡録(すんころく)茶碗
価格200,000円
説明 宋胡録茶碗

宋胡録(すんころく)は、
現在のタイ周辺で焼かれた東南アジア陶磁を指し、
日本では古くから渡来陶磁の一つとして知られ、
茶人のあいだでも親しまれてきました。
異国のやきものでありながら、
華美に流れず、素朴でおおらかな味わいを備えている点に、その魅力があります。

本碗は、やわらかく開く口縁、落ち着いた胴のふくらみ、
控えめな高台に、宋胡録らしい穏やかな姿がよくあらわれています。
口まわりには鉄絵の線文がめぐり、
見込みにも簡潔な文様が添えられ、
素朴な意匠の中に異国陶らしい趣を感じさせます。
また、釉調にはやわらかな貫入が見られ、
長い年月を経た古陶ならではの静かな景色を宿しています。

茶碗として見たとき、本作は派手さではなく、
手取りのやさしさと古色の深みによって
味わわれる一碗です。
和物とも高麗とも異なる南方陶磁独自の趣があり、
取り合わせの中にもさりげない変化を
添えてくれることでしょう。
写真




TOP