ID 04572
部門 懐石道具
道具名 覚々斎好 蛤向皿(5) 了入造
価格240,000円
説明 覚々斎好なのでおそらく本歌は
左入または長入の作ではないでしょうか。
覚々斎は延宝6年(1678)
久田宗全の子として生まれました。
宗全は表千家5代隋流斎の兄にあたり
久田家の当主として活動をしていました。
隋流斎には跡取りがおらず、
自身の出でもあった久田家より兄宗全の長男覚々斎
(当時 勘太郎)を養子としてむかえています。
覚々斎の時代は茶の湯人口が急激に増えたといわれています。それゆえ好み物という本人が良いと思う形などで茶道具を作ることも多くなっています。
特にこの時代の茶会は、現在でいう茶事のことを指すことが多く、おのずと茶事道具の好物が多くなっています。とりわけ、覚々斎は蓬莱絵煮物椀や向付など多く見られます。
この蛤向付は、楽家9代了入の作であり、楽の印から了入中期(33歳から隠居56歳)の間の物とわかります。
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