ID 06374
部門 茶杓
道具名 杉木普斎 茶杓
価格420,000円
説明 本作は、杉木普斎作の茶杓に、
久田家十代 石翁宗員(1790–1868) が
**筒書と追銘「無弦琴」**を与えた一作である。

石翁は“手工に秀でた”ことで知られ、
自作の茶杓や薄器、好み物を数多く残した人物。
書の風情にも優れ、この筒書と追銘には
彼独自の静かな品位が宿る。

箱書は十二代 無隅宗円(1857–1904) によるもの。
宗円がこの品を久田家で受け継いだことを示し、
流派内で大切に扱われてきた背景をうかがわせる。

“無弦琴”とは、
弦がなくとも響きがあるという、
禅・茶の湯に通じる深い静寂の喩え。
普斎の澄んだ削りと、石翁の詩心が
美しく調和した一本である。
写真




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