ID 06439
部門 茶杓
道具名 織田道八 茶杓 共筒 覚々斎・惺斎箱書
価格
説明 織田道八作 茶杓

共筒 覚々斎箱 惺斎箱書

本作は、織田有楽斎(長益)の子と伝わる
織田道八による
茶杓である。
有楽斎は、織田信長の実弟にして千利休に学び、
武家茶の一系を築いた茶人として知られる。
その直系にあたる道八は、
武家と茶の湯が交差する家風を受け継いだ存在である。

道八の作は、過度な装飾を排した簡潔な削りの中に、
節度と緊張感を備え、
有楽斎以来の美意識を今に伝える。
細身に伸びる姿には、
用の美とともに凛とした気配が宿り、
武家茶人らしい端正さが際立つ。

本作には自作の共筒が添い、
さらに表千家七代・覚々斎宗左
(1705–1751)による箱が付属する。
加えて外箱書は、
表千家十三代・惺斎宗左(1863–1937)によるものであり、歴代家元の関与を経た伝来は、
本作の評価と由緒の確かさを示している。

有楽斎の系譜に連なる手の仕事を、
端的な造形の中に今に伝える一作である。
写真





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